JUGEMテーマ:防災
ここに来て、フィルムカメラの愛好家が増えているらしい。
一昨年末、永らく廃盤となっていたコダック社の『エクタクローム(E100)』が復活しました。
フジの『プロビア』一択だったポジフィルムの選択肢が増えたのは嬉しいかぎりです。
フィルムで出来てデジタルには出来ない撮影は、おそらくない。
その逆はいっぱいある。
フィルムカメラは自分で操作する部分が多いから、失敗もある。
コストがかかり、仕上がりに時間もかかる。
いったいどこが良いのか?
突き詰めて考えると良く分からない。
フィルム愛好家は、たぶんエム体質なんだろうと思う。
復活したエクタクローム
1枚1枚確実にコストがかかるから、デジタルのようにバシャバシャと「数打ちゃ当たる」式の撮影スタイルはとれない。
撮影後の画像確認には、1週間以上かかる。
朝日を反射した輝きの描写は、想像以上だった。
曇天の寒い午後。
こういう光線条件では、カラー補正フィルターを使わないと青味がかって写る。
デジタルならAI補正されるが、寒い空気感が出ていて良いと思う。
35mmサイズの背景は、良い具合にボケてくれます。
E100の彩度はプロビアよりも高い事が分かります。
わざとらしくない程度に、鮮やかで綺麗です。