フィルムで撮る(その5)電池がなくても写真は撮れる
JUGEMテーマ:防災
機械式カメラとリバーサルフィルムの組み合わせで撮る写真には、電気を全く使っていないから、
出てくる映像に AI が介入する余地はない。
目の前の風景が、フィルム上に焼き付けられる過程が良く分かる。
写真の原理を学ぶには良い教材だと思う。
レンズを通ってきた光を集束させるのが「光学」
その光を絞って調整し、露光時間を制御するのが「機械工学」
フィルム上に結像した光を定着させるのが「化学」
「電子工学」の出番はないから、デジタルとは無縁である。
機械式カメラを操作している様子は動画にて
リバーサルフィルムで撮った作例はクラウドアルバムにて
https://photos.app.goo.gl/bKmSQqwas6axpBYu6
私は、プリミティブ primitive なモノに惹かれます。
ゼンマイ巻き時計とか、アナログレコードとか、蓄音機とか、蒸気機関車とか
プリミティブは「原始的」と訳されているけど、ちょっとニュアンスが違う。
シンプル simple (単純)や cheap(安易)の同類語と考えられがちだが、ぜんぜん違う。
私が惹かれるアナログ系アイテム達は、構造はけっこう複雑で丁寧に造りこ込まれているモノがほとんどで、安っぽいイメージはない。
機械式カメラとリバーサルフィルムの組み合わせは、紛れもなく『プリミティブ』である。
思うに、プリミティブなものにはブラックボックス的な要素がないのだろう。
突き詰めて考えると、アウトプットまでの全ての原理が理解できる。
だからプリミティブは魅力的なのだ。
- 2019.09.15 Sunday
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- 16:44
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- by yamanoanalog